御所野遺跡を支える会(一戸町)

令和3年7月、一戸町の御所野遺跡が「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産のひとつとして、ユネスコの世界遺産に登録されました。

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「御所野遺跡」は縄文時代中期に約800年もの間、人々がていじゅうしていた大規模集落の跡だ。集落中央の墓所を囲むような建物や土屋根の竪穴建物、土岐などの出土品は縄文時代の生活の移り変わりを探ることができる。

「御所野遺跡を支える会」は遺跡のボランティアガイドや清掃活動等の活動を行う。活動について高橋陽子副会長からお話を伺った。

■現代に活かす縄文時代の生活 伝える活動コツコツと 会員のできることで支える活動   ガイドは4月~10月の土日と祝日、御所野縄文博物館内にスタッフが待機し受け付ける。平日や冬場は事前予約があった場合に対応。観光や勉強等、そのお客さんの目的にあったガイドを心がけている。春と秋の清掃活動への参加や、博物館でのイベント時の手伝いにも取り組んでいる。依頼があった際には公園内の植物観察会や火おこし体験等の体験学習も行う。それぞれ会員のできることを続けている。

■縄文時代の生活を多くの人に伝える   会設立から20年。今後の活動については、会員育成や組織の拡大に加え、縄文文化の価値を伝え、地域を巻き込んだまちづくりをしていきたいとのこと。

高橋さんは「この場所が好きです。」と力強く話されました。