「元気なコミュニティ特選団体(自分たちの住む地域の活性化のために自主的に取り組む岩手県内の団体)」である稲荷町内会(工藤由春会長)の活動を紹介します。
町内会活動のキャッチフレーズは
~挨拶の飛び交う街は明るい街~
声掛け、寄り添い、助け合いで安全・安心な明るく住み良いまちづくり
昭和59年4月1日、大館稲荷町内会の世帯数・人口増に伴い、町内会分割により発足した自治会組織であり、盛岡市西厨川地区の町内会です。
住民の9割が新規流入者の都市型コミュニティですが、町内会として、敬老会・世代間交流・保健衛生活動・スポーツ大会・ふれあいサロン活動など、たくさんの参加者がある楽しいイベントを開きながら親睦を深めるなど、受け入れ態勢を整えています。
大新小学校区(市の北西部寄りに位置し、稲荷町、中堤町、南青山町、前九年2・3丁目、大館町、天昌寺町、北天昌寺町、中屋敷町、大新町の9町を学区としている。)では、(ソフトボール、野球、バレーボール、卓球)運動会があることから、町内会には、「体育部」も組織され、活動しています。
また、地域住民により「下厨川地区諸葛川景観保全ネット」を設立し、河川敷等の環境整備に取組んでいる他、町内に所在する千年の歴史を有し、町内をはじめ周辺住民の心のよりどころとなっている厨川稲荷神社を近隣8町内会で維持管理しながら、地域の文化、伝統を後世に伝える活動を実施しています。
「平成30年度コミュニティー・リーダー研修会(H31.2.14)」稲荷町町内会の事例発表で、「地域デビューの5ヶ条」というとても興味深いお話がありましたので、ご紹介したいと思います。
■ 地域デビュー5ヶ条
(1)肩書きを忘れる
(2)気の合う人を見つける
(3)特に女性の話をじっくり聞く
(4)誰もが対等な立場だと心得る
(5)できる、できないを明確に伝える
お話を伺った町内会役員の方は、「自分たちの住んでいる町は、自分たちでよくしたい。住みやすい、よい町にしたい。また、住民が町内会役員を温かい、やさしい目で見て(応援して)くれていて、役員も頑張り甲斐があり、楽しく活動ができている。」とおっしゃっていました。