NPO法人 イーハトーブ宇宙実践センター(奥州市) 

科学へ興味を抱いてもらえるよう活動、宇宙や科学を学べる科学館を運営

奥州市水沢区にある「奥州宇宙遊学館」は、ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢キャンパスに隣接する科学館。オープンしたのは20084月。宮沢賢治が度々訪れ「風野又三郎」にも登場した緯度観測所を改修して使用する。奥州市から指定管理を受け、NPO法人イーハトーブ宇宙実践センターが運営している。

□広く科学を学ぶ事が出来る科学館  常設展示は、見るだけではなく隕石に触ったり、重力を体感したりしながら学習することが出来る。また、シアター室での4次元シアターも人気。宇宙だけではなく科学に興味を抱いてもらうため、宇宙に限らず敷居の高くない「理科」の機会を提供している。毎月1回のサンデースクールでは、星や宇宙以外にも天気や植物、電気等の体験学習を実施、また、ILC(国際リニアコライダー)についてなど出前教室も行っている。専門用語も多くなるが、興味を持ってもらえるような授業をしているとのこと。

□工夫した展示、来館者も増加  展示スペースなどの制約があり、大規模な展示は難しいが、自作の装置等の工夫をした展示や取り組みを行う。観望会やワークショップへの参加者も多い。

〇 科学は遠いものではなく身近なもの。

〇 特に子ども達に向けては、宇宙や科学への入口ともなる活動に取り組んでいる。

宇宙館

<2019年11月 取材>