NPO法人馬と曲り家のおおさわ村(滝沢市)

「NPO法人馬と曲り家のおおさわ村」は、滝沢市大沢地域の魅力を伝える活動を行う。藤倉恭一事務局長から活動について伺った。

■南部曲り家と田園風景広がる大沢地域 地域資源の魅力を発信する  活動拠点ともなっている「藤倉邸」は、明治28年に建てられた「南部曲り家」だ。現在も住居として使われており、特徴の一つである茅葺き屋根は、毎年、会員や地域住民らが補修する。

■自然・文化に豊富な資源を持つ地域   地域内では当たり前のものが、地域の宝であると気づいてもらうことから始めた。夏にヘイケボタルが見られ、観察会も開催。宮沢賢治が岩石採取に通った大沢坂峠が、現在は自然観察会や保育園児の登山の場所となっている。大沢田植え踊りや大沢さんさ踊り等の伝統芸能がある。地域内の農家で飼育された馬を伴い、チャグチャグ馬コに参加している。地域を歩き、魅力を景観マップとして作成し、地域内全戸に配布した。

■魅力ある地域として発信   藤倉邸で行われる大きなイベントは年に二つ。一つは市観光協会と共催の6月の「チャグチャグ馬コふれあいまつりin滝沢」。もう一つは、自治会などといっしょに「おおさわ祭り」を開催。郷土芸能の披露や農産物の直売に地域住民が集まる。若い人に魅力を伝え、いいところだと思ってもらえる地域にしたい。

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